学び

自分のコンフォートゾーンを上げていく方法【結論:ゴール設定が全て】

「現状の自分を変えたいが、なかなか1歩踏み出せない」
「今の自分をもっと変えていきたい」

この記事は、そんな方に向けて書いています。

このような記事を書こうと思った理由は"社会の中にはなかなか自分を変えることができない"人が多いと感じているからです。

そのように言う僕も、過去は全く自分を変える方法が分からず、必死にもがいていました。

コンフォートゾーンが自分の在り方を決める

それでは、「なぜ人は自分を変えることができないのか?」
この理由についてから考えていかないといけません。

人が自分をなかなか変えることができない理由は「人はコンフォートゾーンを維持しようとする無意識が働くから」です。

「コンフォートゾーン?何だそれ?」

このように思う方に説明すると、コンフォートゾーンとは言い換えると「自分にとって居心地のいい空間」
例えば、いつも同じお店でランチを食べたり、注文するメニューも同じものだったりと、自分にとって安心できる空間といったところでしょうか。

他にも、「自分はお金持ちにはなれない」と思っている人は、コンフォートゾーンが「お金持ちではない自分」になっているので、
「自分が経営者になるんて無理」
「自分で稼ぐことなんて無理」
といったように、現状の外の世界を恐怖と感じてしまう傾向があります。

ただ、コンフォートゾーンは生命活動維持にとっては、超重要です。
例えば、体温が一定に保てるように働く機能でもあり、体温が下がれば上がるように働き、上がれば下がるように快適な体温に保つように働きます。
高温度のサウナに入ると、「早く外に出たい」と体が無意識的に快適な空間に移行しようとします。
そうしなければ、生命活動に危機が起きるからです。

コンフォートゾーンは情報空間にも働く

そうした、目に見える物理空間で働くコンフォートゾーンは何の問題もないのですが、人は進化する過程でこのコンフォートゾーンが情報空間にも働くようになっています。
この情報空間に働くコンフォートゾーンが、なかな現状の自分を変えることができない原因の1つです。

例えば、「自分の年収は400万くらいだ」と思っていて、たいていは年収が上がると嬉しいはずなのに、「お金を稼ぐことはいやらしい」といったようなセルフイメージや、自分の居心地のいい状態から抜け出したくないという働きが生まれます。

逆に、「自分は年収1億円稼げるやつだ!」と本気で思っている人は、現状のコンフォートゾーンだと居心地が悪くなり、ゴールを達成しようと何らかの方法を探し見つけ出します。

つまり、人はそれぞれの物理空間・情報空間でのコンフォートゾーンがありその状態を維持しようと無意識が働いているのです。

なので、口では「変わりたい」と言っても無意識は「変わりたくない」と言っていて無意識を意識することが変われる1つの方法です。

その無意識を意識するためにも、「ゴール設定が重要」になります。
しかも、ゴールは「現状の外側に設定」しなければなりません。

【超重要】ゴールは現状の外側へ設定する!!

それではなぜ、ゴール設定が重要でさらに現状の外側に設定することが重要なのでしょうか?

人はコンフォートゾーンを維持しようとするという話をしてきました。
ゴール設定を現状の中に設定してしまうと、脳は「現状のままでいれば達成できる」と考え、変われないという結果になります。

例えば、あなたが今、「勤めている会社の社長になる」ということをゴールに設定したとします。
それはそれで、素晴らしいと思いますが、現状を大きく変えることは難しいと考えています。

なぜなら、勤めている会社の社長になるということは、現状のままの自分で勤め続けて上の役職がリタイアしたり、失脚することをただ待っているだけということも考えたりするからです。
ゴール達成に向けての道筋が見えている状態では、脳は勝手に「現状を維持しよう」と働き、より本人を変えないように働く可能性が起こります。
現状の中にあるゴールでは、現状が変わらないのは当たり前の話かもしれません。

これを、ゴールを現状の外に設定するとします、どうやって達成するればいいか思いつかないくらいのゴールを設定するとします。
例えば、「自分で起業し、ビジネスで年収1億円!」というような、ビックリするくらいのゴールを設定します。

このゴールは、先ほどの「勤めている会社の社長になる」というゴールと圧倒的に違い、現状のままでは絶対に達成できないゴールであるからです。
なぜなら、自分で起業して年収1億円達成するためには、会社を辞めて起業するか、自分で副業などでビジネスをスタートするか、といったような現状のままでは達成できない要素が含まれているからです。

どうでしょう?
もし、自分のゴールが「勤めている会社の社長になる」と「自分で起業し、ビジネスで年収1億円!」のどちらがエネルギーが生まれそうでしょうか?

もちろん、ゴールは人それぞれなので、このゴールがいいとかはないのですが、ゴールまでの道筋が見えているゴールでは現状維持をさらに強めてしまう可能性があります。

それは、人間には"重要なものしか見えない"という働きがあるからです。

人間は自分が重要だと思っているものしか見ていない!

脳は、フル活動すると大量のエネルギーを使うので、自分にとって重要でないものは「見ていても記憶していない」というふうに働きます。

例えば、いつも使っている腕時計の絵を見ずに書いて下さいと言われて書ける人はほとんどいないそうです。
それは脳は、腕時計は時間を見ることが"重要"でありデザインは日々の中で"重要ではない"と判断しているからです。

という事は、あなたが重要と思っていることが急に見えるようになり、現状の外側のゴールを達成すために必要なことがどんどんと見えるようになってくるということです。

それまで、見ていたけど意識に上がってこなかったことや、無意識が勝手にゴールを達成させようと働きます。

まとめ

  • 現状の外側にゴール設定をする
  • コンフォートゾーンの居心地が悪くなる
  • スコトーマ(心理的盲点)が外れ、重要と思っていることが今までの変わり
  • ゴールの世界が重要と思い、コンフォートゾーンがゴールの世界へ
  • さらに抽象度を上げ、これを繰り返す

ここまで読んで頂きありがとうございます。

自分もゴール設定を常に「現状の外側に」置くことを意識しています。
気づくと、ゴールが自分で決めたものでなかったり、「こんなものか」と現状の中でしか、ゴールを決めていなかったり、そもそもゴールがなかったりと。

ゴールは自分自身で決めるものであり、ゴールがないと、今日と同じ日を明日も迎えることになりますます現状維持を強めてしまいます。
毎日毎日が同じような生活になってしまいます。

明日も同じなのであれば、意味がないと脳は考えそこから創造的なエネルギーは生まれないかもしれません。
子供は、毎日エネルギーに溢れ、どんなことにも興味津々でやりたいことをやっています。

それなのに、なぜ子供のお手本とならないといけない大人がやりたくないことをやり「しょうがないだろ」といったような顔をし、生きなければならないのか。

ずっと疑問に思っていました。
それは、圧倒的な知識不足でした。

「生活のために会社に行かないといけない」
「凡人はサラリーマンであるべきだ」

こういった他人からの教えや、無意識的な行動にそろそろ歯止めをかけていき、新しい生き方を見つけ行動していきたいと考えています。

もし、自分一人ではなかなか踏み出せないとか、そもそも行動しようにも行動できないといったような方がいたら、自分を責めるのではなく、学び行動しゴールを見直す必要があります。

そのお手伝いができれば、ほんとに幸いです。

皆さんと一緒に、自分の現状の外側のゴールに向かって生きていきたいと考えています。

お気軽に相談などお待ちしております。

ありがとう。

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